バブル時代に活躍した地面師が積水ハウス相手に、55億円搾取に成功です。多分、久々の快挙じゃないでしょうか。
地面師は土地専門の詐欺師のこと。他人の土地の所有者に成りすまし、土地代金を搾取するのがお仕事ですが、さすがに55億円の大型案件となると、1人では済まず警察では、とりあえず地面師グループ10数人に逮捕状を取りましたが、すでにフィリピンに逃亡した主犯格もおり、事件は長期化しそう。
地面師集団がエサにしたのが、JR五反田近くの一等地にある元旅館で、時価100億円は下らない物件。
すでに不動産関係の会社からは多数、売却を持ちかけらていた有名物件だとか。しかし、所有者の女性がなかなか売却に応じていなかったのですが、体調不良で入院したタイミングを付け込まれたよう。
地面師集団はパスポートなどを偽造して所有者に成りすまし……
堂々と不動産会社に乗り込み、勝手に価格交渉していたよう。
しかし、これだけの物件となれば調査も厳しく、多くの不動産会社が途中で手を引く中、昨年3月、同物件を紹介された積水ハウスだけがなぜか暴走、55億円の支払い後に詐欺と気づき、当時の会長が経営責任を取って辞任する事態に。
警視庁は偽造有印私文書行使などで10数人に逮捕状を取り、所有者の女性に成りすました羽毛田正美容疑者ら8人が逮捕されました。
しかし、積水ハウスに偽所有者を仲介した一番怪しい小山操容疑者は……
僅か3日前に、フィリピンに逃走した後……金のある間は捕まらないでしょうね……
わかりやすい詐欺事件にもかかわらず、ここまで時間が掛かったのが不思議な感じも。
当面の問題は55億円の行方ですが、今は仮想通貨って便利なものがありますからねぇ。詐欺グループに仮想通貨の専門家がいれば、すでに世界に分散、回収は不可能でしょう。
なんか積水ハウス内部も怪しい気がしますけどね。しかし、地面師集団が大型物件を扱えるほど、東京の地価はバブル崩壊から再び上昇してるってことですね。安倍総理ありがとうございます!って、あちこちの地面師集団が言ってることは確実。









