イラク・クルド自治政府、バルザニ議長、住民投票で独立2017/09/21 | パイプと煙と愚痴と

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ようやく自称・イスラム国ISが中東から駆逐されようとしていますが、新たな火種が……

 

国を持たない世界最大の民族で知られるクルド人のイラク・クルド自治政府が25日に行われる住民投票独立派が多数を占めた場合、イラクに対して独立宣言をする可能性が出てきました。

 

背景にはISイスラム国掃討戦でのクルド人部隊の奮闘があるよう。

 

博物館では戦死者全員の顔写真、各種遺品を並べ『愛国心』を盛り上げています。

 

クルド人自治区のバルザニ議長は2年以内に独立宣言するとの考えを示したとのこと。

 

クルド人側は対IS戦闘恩賞のつもりのようですが、クルド人はトルコ、イラク、シリアに幅広く散らばっているので、独立運動どの国も認められません

 

また宗教もイスラム教が大半と言われるもののイスラム以前のヤズディ教の信者も多数おり、これが他のイスラム国との軋轢の一因になっているとも。

 

いずれにせよ、IS掃討戦で第一の戦功を立て、米軍が供与した兵器を大量に保持しているイラク・クルド人自治区は、周辺国には頭の痛いことに。

 

丁度、ベトナム戦争終了後、対米戦を生き抜いたプロ兵士旧ソ連が供与した最新兵器を保有していた当時のベトナム中国軍の侵攻、中越紛争中国軍撃破したときと同じ状況になったよう。

 

イラクには、もう内戦を続ける体力はないでしょうし、周辺国も飛び火されては困るし独立運動の拡大も困ると、二重苦三重苦の状況になりそう。

 

とりあえずは、25日にイラク・クルド人自治区の住民投票の結果次第です

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