金正恩・第1書記の異母兄で一時は後継者とも目された金正男氏がマレーシアで暗殺された模様。
13日午前9時頃、マレーシアのクアラルンプールの空港で、女2人により毒針で刺されたとのこと。女2人は逃亡した模様。
ロイター通信は『北朝鮮の男性がクアラルンプールの空港から病院に運ばれる途中で死亡』と報じていますが、金正男氏かの確認は取れていないよう。
しかし、日本政府関係者が『金正男氏がマレーシアで死亡したと聞いている』との話も。
金正男氏は故・金正日氏の長男で当初、三代目後継者と目されていましたが……
日本のディズニーランドに偽パスポートで入国して拘束され、金正日氏は激怒、後継者から降ろされ、金正恩第1書記が後継者となることに。
金正男氏はその後、事実上、亡命、中国の庇護下で何らかの活動をしていたと見られていました。
中国としては金正恩・第1書記で北朝鮮が不安定になった場合、金正恩・第1書記を廃して、金正男氏を後釜に据えて傀儡政権化する狙いだったとも。
金正恩・第1書記は、中国の影響を退けるため、叔父の張成沢氏をミンチ銃殺処刑したと言われているので、金正男氏も暗殺されたとすると、中国の面目は丸潰れ、中朝間が緊張することは確実。