15歳の国際的な学力調査PISAの結果が発表されました。それによると、科学、数学では上位にランクされたものの……
肝心要の読解力は順位を4つ下げて、8位。OECD加盟国の平均を下回ったとのこと。
PISAはOECD経済協力開発機構が15歳の子供を対象に、3年に一度実施されるもので、昨年は日本の高校1年生、約6600人を含む、世界72ヶ国が参加・実施したもの。
脱ゆとり教育で、科学・数学の成績が上昇したと見られますが、肝心要の読解力が低下してしまっては意味がありません。文章読み解き理解する力がなければ、他のあらゆる学問に支障を来すということ。逆に言えば、読解力さえあれば、世界のどこに行っても生きていけることは確実。
しかし、この読解力向上のための教育現場の対応はというと、文章の要約問題をやることだとか……
某先生によれば、100字にまとめるのが読解力をつけるのに一番良いとか……アホかい!って感じですね。
読解力の向上には、良い国語をたくさん読むことに尽きます。明治あたりから現代まで、少なくとも主だった作家の作品、100冊ほど、短編から長編まで系統的に読ませて国語の基礎体力を付けさせるべき。
要約問題はそれからでも十分でしょう。100冊といっても1週間に1冊読めば2年で読破可能な量。忙しい昨今のガキどもにも負担にならないでしょう。
それを飛ばして、ツマラン新聞記事の要約問題なんかやらしても百害あって一利なし。
数学や理科なんかは、専門家になるのでなければ必要に応じて勉強するだけでも十分。このオヤジなんか30年以上ソフト業界にいて、一番計算で使用したのは2進数ですからね。
しかし、小さなシステムでも仕様書から内部設計まで作れる技術者ってのは少ないものです。素晴らしいプログラムを作れるプログラマーは案外いるんだけど、システム全体を見渡せる人間は少ないもの。
まあ、これも与えられたところだけやれば良いって、日本のソフトウェア工場の考え方の弊害でもあるんですけどね。
とにかく、取り敢えず受験用の問題だけ解ければそれで良いってことやってれば、今に日本からノーベル賞級の科学者も文学者もいなくなることは確実。まあ、文学賞の方は歌詞も解禁になったから、まだもう少し希望はありますが(笑)





