米太平洋軍・ハリス司令官が15日に、ワシントンで講演、『継続任務にあたる軍の役割は変わらない』と同盟関係の重要性を強調……
『アメリカにとってインド・アジア太平洋地域はいつになく重要なものとなっている』として……
『我が国は地域に求められる同盟国であると信じていて、将来に渡って変わらない』とも。
また『政権の移行期に入っているがアメリカでは軍の司令官がレームダックになったことはかつて一度もない』と、トランプ次期大統領の日本などとの同盟関係見直し論を牽制です。
米軍部としては太平洋地域での、同盟関係見直し・撤退論には反対を示したとも言えます。
米太平洋軍は、米統合軍の中でも、中露などを監視する最も重要で強力な統合軍。
ハリス司令官は日系アメリカ人で、太平洋軍司令官に命令出来るのは米大統領と、統合参謀本部の助言を受けた国防長官のみ。実質、米大統領の命令しか聞かなくていいほど偉い人。
政権移行期で、レームダックのオバマ政権から、米軍部は放し飼い状態になっているから好き勝手言えるのかも。いずれにせよ、米軍部がトランプ次期大統領を今のところ好意的には見ていないようです。