もとより貧乏オヤジには関係のない話ですが、今日は『土用の丑の日』、日本の伝統的風習を頑なに守る人たちが、鰻屋の前に行列です……
鰻屋も通常の休日の3倍の仕入れで、注文に応えていますが、異変も……
NHKの世論調査で、土用の丑の日にうなぎを食べる答えた人は、過半数割れの46%に。
10年前の調査から10ポイントも減少。オヤジだって電話の世論調査なら見栄張ってウナギ食べると答えますから、実数はさらに低下しているはず。
今のところ、完全養殖は実験レベルのウナギ、近いうちに絶滅危惧種確定は確実。
それなら、ウナギの代用ってことでウナギ味のナマズを開発中の近畿大学、今日は特別に50色限定で、大学直営店で販売したところ……
2200円とうな丼レベルの値段にも関わらず40分で完売。ただ、肝心のお味については、評価が分かれ、努力賞って感じですかね。
近畿大学によると、今後、さらにウナギ味に近づけ、コストも下げて行きたいとか。
ウナギの蒲焼きが日本と言うより江戸の味となったのは、江戸中期、一説によれば平賀源内のキャッチコピーが土用の丑の日の起源とも言われ、そんなに昔からの風習ではありません。
ナマズも当時から地域によっては食べられており、江戸ではドジョウも人気でした。
要は安価なものを、美味しく食べようって、庶民の知恵なわけで、ウナギが高騰して口に入らなくなったら、また別のものを探せば良いだけ。
どこかの総理ではないですが食材が豊富な『美しい国、日本』ですから、まだまだ食材はあるでしょう。
例えば、来るべき食糧難時代に備えてイナゴなど昆虫食とか、銃規制を緩めればクマやイノシシもたくさん獲れそう。
そう言えば、本当のカチカチ山は、タヌキが婆さんを殺害してタヌキ汁だと言って、爺さんに食わしたら、ウマイウマイと好評だったって話。きっと、爺さんは、婆さん汁だと知っていたに違いないと思うのですが。
そんなわけで、ウナギの次世代代用食としてタヌキ汁は勘弁してほしいですが……





