昨日、午前11頃、北朝鮮・新甫より発射されたSLBM潜水艦発射弾道ミサイルが失敗したと韓国軍は判定です。
韓国軍によると、水中から発射、点火に成功したものの高度10数キロで爆発、飛行距離は数キロ程度で、想定される射程300kmには程遠いことから実験は失敗だったとしました。
米軍が韓国にTHAAD終末高々度防衛ミサイル配備を決定したことによる牽制とも取れるとか。
THAADは、成層圏より上空で迎撃するミサイルで、北朝鮮が保有するIRBM中距離弾道ミサイル迎撃に対応可能と言われています。
一般にSLBMは、圧縮空気で潜水艦から放出され、海面から飛び上がった瞬間にロケットモーターに点火するという高度な技術が必要。旧ソ連は、早い時期からICBMにも、コールドランチの技術開発に成功していますが、SLBMの場合はさらに波風の影響を受けるため、ミサイルの姿勢が大きく乱れる可能性があり、強力な姿勢制御技術が必要なのも技術的に困難な所。
海上に飛び出した時点で点火、一定高度まで飛翔したことは大きな技術的前進ともいえます。
もっとも、一番の問題場SLBM搭載可能な外洋型の潜水艦を北朝鮮は保有していないこと。
あるいは、水中に隠しておくつもりなら、必ずしも潜水艦は必要ありませんが。



