期待されていたX線天文衛星『ひとみ』が宇宙分解し、約310億円をドブに捨てた件、すでにプログラムミスとオペレーションミスが重なったことが発表されていますが、公式見解が発表されました。
『ひとみ』は打ち上げ、軌道投入には成功したものの、異常な回転を起こし、遠心力で太陽パネルが引きちぎられる、宇宙分解を起こしました。
原因は姿勢制御のプログラミングミスに、修正のためのデータ送信にもミスがあったことは変わりませんが……
プログラミングの開発を1人の責任者に任せていたとか。プログラム自体は1人で書くしかありませんが、ある程度のプログラムになると複数の技術者がサポート、チェック、テストを分担して行うのが普通で、高度に高い信頼性が要求されるプログラムを1人に丸投げは衛星に限らず、通常はありえません。
また、JAXAとメーカー間で、文書で交わすべき役割分担が出来ておらず、口頭での曖昧なやりとりで済ませていたとか。
今回の問題、致命傷となったのは、回転を停止するデータをJAXAのオペレーターがノーチェックで送信したのが原因のよう。本来はシミュレーターでチェック後に送信する手順だったのを、メーカー丸投げにしていたので、気付かずいきなり送信してしまったよう。
オヤジがガキの頃は、失敗して当たり前だった日本の宇宙ロケット、ようやく世界のトップに肩を並べるまで成長したところで、慢心、油断が出てしまいました。
もう一度、初心に帰る必要がありそうです。





