伊勢志摩サミットを前に、アメリカが唯一敗北したベトナムを訪問、関係改善を加速することに。
オバマ大統領は国際法が認めるあらゆる場所で航行や飛行を続けるとして……
南シナ海問題では『航行の自由を守るための活動を継続する』と中国を牽制。
さらに、『大国が小国をイジメるべきではない。紛争は平和的に解決されるべきだ』と述べました。おそらくベトナム政府高官たちは頬を引きつらせたか、吹き出すのを堪えるのかのどちらかだったでしょう。
もちろん、ベトナム政府は、アメリカのそこら辺のいい加減さは日本以上に理解しているので、ぐっと堪えて、人権問題を理由に規制していたアメリカからの武器輸出の全面解禁を引き出しました。
さらにTPPの早期発効についても取り組むとオバマ大統領は述べましたが、果たして任期中に間に合うのか不透明。
そしてオバマ大統領は『アメリカとベトナムは、いかに平和が素晴らしいか、世界に向け示すことができる』とベトナム、チャン・ダイ・クアン国家主席と握手です。
まあ、国際政治なんて、利益次第でいつで米越同舟になるのは当たり前。
しかし、ヒロシマ・ナガサキのお陰で、アメリカは当時の北ベトナムで戦術核の使用をためらったのが敗因なのはまず確か。その代わり、枯葉剤作戦で使用された農薬被害は現在も続いており、累積死者・被害者数ではおそらくヒロシマ・ナガサキの被害を超えているはず。
核を使わなかったために被害を大きくしたとも言えるわけで、これはある意味、日本の責任ともいえます。






