4戦目にしてようやくイ9段が涙の勝利。しかし、5番勝負なので、すでに負け越しは決定。
1997年にコンピューターが当時のチェス世界チャンピオンを破り、昨年は将棋も羽生名人が敵前逃亡してコンピューター不戦勝に。
そして、最も困難と思われていた囲碁も、韓国の世界最強囲碁棋士がコンピューターに敗北です。
しかし、アルファ碁は、従来のゲームソフトと違って、ディープランニングの技術が取り入れられていたことが大きいとのこと。
これはコンピューター自身が、必要なデータから自動学習を繰り返す手法。
おそらく、膨大な棋譜をデータベース化し、さらにネット上で行われている囲碁の対局も逐次学習しながら、24時間、腕を磨き続けた結果なようで、アルファ碁は半年前にはトッププロには及ばないと評価されていたため、イ9段が油断したところもあったよう。
この手法はSFの世界では割りと早くから予想されていて、1983年公開の映画『ウォー・ゲーム』で、同様の場面が描かれています。
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しかし、まだコンピューターに意識を持たせること、創造力を付けさせることが、最後の難関として残っています。
これまた、かなり時間が掛かるかと思いましたが、インターネットを『脳』と見立てて、それに繋がる全てのコンピューターに脳神経細胞のシュミレーションをさせたら、なんとかなりそうな気も……
問題はコンピューターシステム上にある意識のコントロールを誰がやるかですね。
これも『2001年宇宙の旅』の続編にあたる『2010年宇宙の旅』で示唆されています。ノイローゼになってしまった人工知能HALを修理する場面は、映画版は興行的には失敗だったようですが、SF史的には興味深いところです。
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海外のSFが、次々近い将来、実現しそうな気配ですが、日本でも重要な概念が提唱された作品があります。
人造人間キカイダーに出てくる『良心回路』の概念は、人工知能の安全装置として今後、研究対象になるかも。
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しかし、世界的な意識を持った人工知能に『良心』を与えるとどうなるかについても、小松左京は、かなり以前に小品を発表しています。
一般向けにはやはりターミネーターの世界観の方が有名ですかね。
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今の若い人たちがオヤジ世代になる頃には、あるいはもっと早く、人類をあらゆる面で凌駕した新生命体と出会えるかもしれません。
願わくば、良い出会いになりますように!
