これまでクリントン氏は、直接、トランプ氏を批判せず、オバマ大統領に攻撃一任でした。
米大統領選では、対立候補を無視することで、格下の泡沫候補と印象づける作戦は、よく使われる方法です。
クリントン氏が、トランプ氏を名指し批判したのは、米国内の『極右勢力』の拡大を見過ごせなくなったのかも。
その意味では、自称・イスラム国への資金流入を止める決議や、シリアでの選挙実施が国連安保理で決議され、自称・イスラムの勢力は、来年の大統領選までに衰えると、クリントン前国務長官は判断したとも言えそう。
その一方、クリントン氏は、大規模な地上部隊の派遣なしに自称・イスラムの壊滅を目指す決意を強調したのはいかがなものでしょうか?
アフガンやイラクから米軍の撤退が早すぎたのが、今日の自称・イスラム国の台頭を招いたわけで、オバマ政権で国務長官を務めたクリントン氏の責任が大きいところも。
トランプ氏側は、当然、このあたりのクリントン氏の責任論を追及することになり、泥仕合になると、トランプ氏はさらに延命、クリントン氏のイメージダウンにつながりそうな気も……