やっとTPPが大筋合意したと思ったら、今度はEUとのEPA経済連携協定の交渉が日本の外務省で始まりました。
衰えたとは言えEUと日本のEPAはGDPで29%に達し、GDP36%のTPPに次ぐレベル。
日本側もTPPに続いて、ただちにEUとのEPA交渉に入ったのは、日本の主力産業の一つである、自動車にEUが10%と高い関税をかけていること。
このため、日本より先にEPAを締結した、韓国に輸出台数で逆転されたのが、条約交渉を急ぐ原因とか。
しかし、毎度の農産物やワインなどの酒類を巡っての交渉に加えて、EU側は日本の鉄道インフラへの事業入札に参加しやすくするように求める、変わり種の要求も。
これには日本側も一般民営企業の入札に政府を口を出せないとしていますが、新幹線が北海道から九州まで連結された現在では、EU加盟国の鉄道参入は難しいのでは?
まあ、JR四国あたりなら『なんちゃってTGV』で協力してくれるかも知れませんが……
TPP交渉が遅れに遅れたので、日本・EUのEPAの年内の大筋合意は見送られる見通しとか。
EUとのEPAが成立すると、ワイン、チーズなどの関税が引き下げられ、消費者へのメリットが大きいとも。
まだバター不足が続いているので、TPPよりは揉めないかも……