前は、つまらない本でも図書館が買ってくれるってことで、出版社とは持ちつ持たれつの関係と言われていましたが、今は状況が変わってきたよう。
ネットの普及で、電子本から紙の本の注文まで簡単になった上、図書館が増加、来館者アップのため新刊本の購入により、旧タイプの書店の経営が厳しさを増しているとか。
人気がでた新刊本になると、たちまち数千件待ち状態になる図書館もあるとのこと。
昔から、人気作品は1年後に読めって言葉がありますね。1年後も本屋に並んでいたら読む価値があるという意味。数千件待ちでは、読めるのは来年になるから丁度良いのかも……
読者はそれで良いですが、出版社は図書館待ちしてないで買ってよ!って言いたくなるのは致し方ないでしょう。
新潮社・佐藤社長は、本が売れないのは図書館の所為とまでは言わないとして、『節度の問題というか程度問題と考えている』として『具体的な取り決めではなく、あくまでお願い』だとして、新刊本の貸出1年間猶予を訴えました。
これについて参加者からは、図書館向けには価格を上げたらとの意見に、出版社からは海外では売れない学術書などは逆に安くしている例もあるなどの意見も出たとか。
オヤジ的には、再販売価格維持にあぐらをかいて、さらに出版社、印刷会社、取次会社、本屋からなる出版業界という利権集団を維持しようってのが、そもそもの間違いだと思いますけどね。
人気作家と定評がある作家ならともかく、まだ海の物とも山の物ともつかない作家の本が高すぎるから、取り敢えず、図書館で様子見となる気もわかりますね。
出版社も、本屋も、売り切り、買い切りで勝負できなければ、今後も出版業界の長期低落傾向に歯止めが掛かることはないでしょう。