NATOには既に、即応部隊がありますが、こちらはより軽装備で機動力を重視した部隊のよう。
演習では、重火器を搭載した普通車両、ヘリコプター、オートバイなどが目立ちます。
NATO速攻部隊は、加盟国が攻撃された場合、数日で展開出来る新たな部隊とのこと。
演習ではポーランド国境付近に集結の『敵軍』から攻撃を受けた場合を想定、米・独・チェコ・リトアニアなど9ヶ国2000人余りの兵士が参加です。
NATO・ストルテンベルグ事務総長は『お互いの防衛はNATO加盟国の断固とした義務だ』と『集団的自衛権』を強調。
『バルト三国・東ヨーロッパの加盟国に作戦本部を設置』することを決めたとしました。
ウクライナ情勢が緊迫する中、ロシアの脅威に備えるために創設したと見られ、演習を公開することで、加盟国の防衛力強化の姿勢をアピールする狙いがあるとも。
NATOは、旧ソ連の陸を埋め尽くす、怒涛の戦車軍団を阻止することを主目的にしていましたが、旧ソ連崩壊後、除々に態勢を変化させ、NATO域外派遣など、新たな任務も加わり、装備も変容してきたのは、自衛隊と良く似ています。
しかし、『集団的自衛権』が基本のNATOは、多国籍・多言語、さまざまなレベルの軍隊を束ねる必要があり、『集団的自衛権』を維持するのも大変。
いずれにせよ、大規模決戦時代から、小規模同時多発的紛争の時代に入ったわけで、価値を共有する国同士での集団的安全保障の流れに向かうのは当然のことです。