太陽に最も近い軌道にある水星に接近した探査機は、これまでマリナー10号とメッセンジャーしかなく、成功すれば3機目、水星周回軌道に投入されれば初の水星周回探査機となります。
今回のミッションは欧州宇宙機関ESAと共同で、JAXAの探査機は水星の磁場の観測にあたります。
太陽系で磁場のある惑星は地球と水星だけです。地球は地殻内部で溶けたマントルが対流することで磁場が発生するとする仮説がありますが、水星内部は既に冷えて固まっているため、なぜ磁場が発生しているのかが不明。MMOは水星の磁場の謎解明が期待されています。
しかし、水星の昼の表面温度は400℃、夜にはマイナス160℃、灼熱と極寒を繰り返す惑星なだけに、長期の観測は極めて難しいとされています。
MMOはESAと共同探査なので、早ければ平成28年夏頃にフランス領ギアナから打ち上げられ、平成36年1月に水星周回軌道に投入される予定とのこと。新たな発見がなされることが期待されます。