英連邦戦死者墓地は第二次大戦中に日本軍の捕虜になって死亡した英連邦兵士や朝鮮戦争で死亡した同じく英連邦兵士ら1853人が埋葬されているとのこと。
英連邦には、イギリスと植民地であった国家のうち、イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ共和国・インド・パキスタンが含まれます。
英連邦では、戦死者の遺体は本国に送還せず、現地で埋葬する原則があるのだとか。確かにかつての太陽の沈まない国、大英帝国なら致し方ない原則ですが、このような英連邦戦死者墓地は世界に2500ヶ所、小規模なものまで含めれば21000ヶ所もあるとか……
横浜にある墓地は、世界的にも特に大きなものとのこと。
山手の外人墓地は良く知られていますが、二十年近く横浜に住んでいましたが、こんな大規模な外人墓地があるとは知りませんでした。
英連邦戦死者墓地には、エリザベス女王夫妻、チャールズ皇太子とダイアナ元皇太子妃、サッチャー元首相も訪問、遠く異郷に没した兵士たちに敬意を払ってきました。
ウイリアム王子は、1990年にチャールズ皇太子とダイアナ元皇太子妃が訪問した際の写真を見て『いい写真だね』とポツリ……
また、英連邦戦死者墓地は、戦後、横浜に英軍が進駐した際に、この地を墓地とし、日本が独立後は英連邦が墓所として管理することを条件に日本政府が土地を譲渡したとのこと。