さすが、『会議は踊る』発祥の国々だけのことはあります。
これにはマッチョが売りのロシア・プーチン大統領も疲労の色を隠せず、『今月15日の午前0時から停戦することで合意した』と短いコメントを発表して終わり……
会議が長引いたのは、去年9月以降、領土を拡大した親ロシア派武装組織との陣取り合戦になったのが原因のよう。
最終的に全面的停戦など13項目で合意しましたが、最大の眼目は現在の親ロシア派武装組織とウクライナ政府軍の支配地域の境界線からウクライナ側が、また親ロシア派武装組織が昨年9月の停戦ラインから重火器を撤去する、いわゆるDMZを作り、緩衝地帯とすることです。
この決定に、ウクライナ・ポロシェンコ大統領は不満を露わにして『東部の停戦は15日に効力を発揮する。合意の主な内容は無条件で停戦が宣言されることだ』と、これまた短いコメントを発表しただけ。
フランス・オランド大統領、ドイツ・メルケル首相も疲労の色を隠せず、オランド大統領は『課題はまだ残っているがウクライナにとって確かな希望だ』と発表。
しかし、両首脳はこのあと、さらにEU諸国と会議が続くとか……
独・仏首脳が合意に並々ならぬ努力を続けたのは、会議が決裂すれば、オバマ大統領の介入が始まり、さらに状況は悪化、EU諸国内での独・仏の影響力低下が懸念されたため。
兎にも角にも、ウクライナ、ロシア、欧州安全保障協力機構OSCE、親ロシア派武装組織が署名したので、15日午前0時から全面停戦することは確実。
問題は停戦がいつまで続くかということで、あまりに期待できないのは、当事国もわかっていることなのかも知れません。