シリセナ・新大統領は『汚職や貧困を根絶し、すべての国民のために責任を果たす』として、平等で公正な社会をつくるため力を尽くす考えを強調しました。
現職、ラジャパクサ大統領が敗れた原因は、長期政権や一族で権力を掌握しようとしたのに加え、中国に接近し過ぎたのが原因と言われ、もともとラジャパクサ政権幹部だったシリセナ・新大統領らの離反を招くことになりました。
このため、シリセナ氏は『インドや日本などとも、バランスの取れた外交を進める考え』を明らかにしました。
インド・モディ首相は書簡で『両国関係を新たなレベルに引き上げ、この地域に有益となるよう協力したい』と関係強化に乗り出す意欲を示しました。
一方、中国・習近平主席も祝電を送り『両国の戦略的パートナーシップが絶えず新しい段階に進むことを望んでいる』としましたが、今後のスリランカの対中外交が転換しないか注視する模様。
スリランカは中国がインド洋に進出するための要衝。
中国としては、将来的にスリランカに軍事拠点を建設し、インド洋へ進出する足がかりとして、またインドやエネルギーを海上輸送に頼る日本に対する牽制とする戦略を描いていたとされ、仏教徒で隣国インドや日本との関係を重視するシリセナ・新大統領の就任は外交的痛手になりそう。