米・ヘーゲル国防長官は『装備の老朽化、放置などが士気の低下につながった』とし……
核兵器を運用する部隊への投資や支援が長年不足し、隊員のストレスがたまっていたと分析……
今後5年間、関連予算を10%ずつ増額、カンニングした部隊に教官の隊員を配備するなど、地上ICBM基地の隊員優遇策を実施するとか。
地上配備型ICBM基地は、冷戦時代は核戦略の最前線であると同時に、米ソで核戦争が始まった場合は、生存不可能な特攻配置なだけに、冷戦中は優秀な隊員が集められ、士気も高かったと言われた部隊。
地上配備型ICBMは地下サイロにありますが、核攻撃には耐えられず、隊員が核のボタンを押した後は、敵の報復攻撃により蒸発するのを待つだけで、特攻隊員と同じ。まあ、アメリカの場合は、核基地の隊員は核報復攻撃を受けると、『行動能力を失う』とだけ、教科書に書かれているのだとか。
しかし、冷戦終結後、爆撃機や原潜のように核攻撃以外に『副業』がある部隊と違って、地上配備型ICBM部隊は全く役立たずなだけに、放置され続けて、いつの間にか士気が落ちてしまったよう。
いっそのこと、地上配備型ICBM基地を全廃すればオバマ大統領の点数稼ぎになりそうですが、核のボタンを握る大統領からすると、地上配備型ICBM基地は、核戦略爆撃機に次いで重要なので、そうもいかないのでしょう。
戦略爆撃機はいつでも呼び戻すことが出来ますし、地上配備型ICBM基地も偶発的な攻撃なら、1つ2つ蒸発しても仕方ないで済ませます。しかし、戦略原潜の場合は、発射命令を下したら、それでオシマイってわけです。
さて、優遇策で少しは、アメリカ版特攻隊員たちのヤル気は出るでしょうか?