一般的に回転翼機は、高度が高くなるほど、回転翼の効率が落ちるので高度の高い山岳地帯での操縦は難しいとされています。
さらに、今回は火山噴火により撒き散らされた火山灰により、ヘリのジェットエンジンが停止する恐れも。
上の画像のように、火山灰が巻き上がっているときが一番危険。細かい火山灰をジェットエンジン吸い込むと、冷却系が駄目になってしまうからです。実際に大型旅客機が火山灰を吸い込んで全エンジン停止になったことも。
自衛隊も、過去に火山灰により緊急着陸した経験から、一旦、火山灰を吹き飛ばしてから着陸していたとのこと。米軍のオスプレイの墜落事故には、砂漠に着陸しようとして巻き上げられた砂で視界を失い墜落したり、高山に着陸しようとして墜落した例もあります。いずれにしろ、高山での大型ヘリの離着陸は非常に難しいってことです。
麓でも負傷者の搬送に使用されたドクターヘリが、つねに火山灰を吸い込まないように気を配ったとか。
各方面のヘリコプターが必死の活躍をするなか、御嶽山の庭先の長野県の消防防災ヘリコプターが、飛べなかったことも明らかに……
これまた火山灰の影響を考慮して、二次災害を避けるため飛べなかったとして、担当者も『本当に残念』としています。
二次災害を防ぐために飛行させなかったのも、これはこれで立派な判断だと思いますけどね。
とにかく、ジェットエンジンに火山灰は最大の弱点とも言えます。今後、火山災害が起きた時、現場は苦しい判断を迫られるんでしょうね。