再生可能エネルギー買い取り制度は、再生可能エネルギーで発電した電力を高値で電力会社に買い取らせ、さらに電気料金に上乗せするもの。
一見、良いアイデアのように見えましたが、蓋を開けたら、買い取り認定は6900万キロワットと国の想定の3倍に及び、しかも太陽光発電が再生可能エネルギー全体の96%を占めるありさま。
当然のことながら、太陽光発電は昼間、太陽が出ていないと発電できないわけで、昼間と夜間の供給力が大きく違うと、電力供給が不安定化、最悪、大規模停電を招くことにも。
さらに、この制度、土地さえあれば約1年で事業開始が可能で、最初の3年間は利益を多く得られる仕組みもあります。
要は、よく制度を考えずに実施した、思いつき政策。
大規模電力を蓄電可能にする技術が出来ない限り、大規模太陽光発電には元々限界があるのは、始めからわかっていたこと。
今後は、地熱など安定電源を優先したり、太陽光発電の買い取り価格の引き下げなどが検討されるとか。
しかし、買い取り価格を引き下げたら、たちまち大規模太陽光発電事業は崩壊しそうな気も……
巨大インフラの整備はじっくり考えてから始めないといけません。
太陽光発電も、海上のメガフロート上で、風力・波力などと組み合わせれば、より安定した電力供給源になりますが、しっかりした技術開発と予算の計画的な投入が必要です。
それが済むまでは、恐る恐る原発依存で行くしか、結局なかたってことです。