以前に、ネアンデルタール人は現生人類と交配、吸収消滅したって記事 がありましたが、これはその補強説。
英・オックスフォード大学、ヒッガム氏の研究チームの論文によると、ネアンデルタール人と現生人類が共生していたという証拠は存在しないものの、25世代から250世代に渡って共存していたとのこと。
同研究チームは最新の年代測定技術で、ロシアからスペインまでの考古学的遺跡から発掘された、骨、炭、貝殻などのサンプル約200個の年代を測定、その結果、2600~5400年間の重なりを示していたとしました。
従来は、現生人類である新人類が、旧人類であるネアンデルタール人を駆逐したとするのが定説でした。
アフリカで発生した新人類が欧州に5万~3万年前に到達しましたが、当時の欧州はネアンデルタール人が主流で、新人類は『少数民族』だったよう。
しかし、その後、5千年かけて徐々に『新人類』がネアンデルタール人と交配、吸収され、結果的にネアンデルタール人が消滅したとのこと。
同論文によると、ネアンデルタール人から新人類への移行は、突如起きたものではなく、『数千年間続いた生物学的および文化的なモザイク状態を特徴とする』漸進的な変化があったとし、その結果、非アフリカ系現生人類に、1.5%から2.1%のネアンデルタール人の遺伝子の『記憶』が残っているのだとか。
説得力がありますが、身体機能的、知能でネアンデルタール人を上回っていたとされる現生人類が、なぜネアンデルタール人との共存を必要としたかって、説明がなされていませんね。
ネアンデルタール人には、現生人類にはない『能力』があったのかも……ここから先は今のところSFの世界です。