自称・イスラム国が、イラクの『本丸』を攻撃中に、クルド人自治区がドサクサにまぎれて係争地を占領、イラクとクルド人自治区の関係が険悪になっていましたが、今度は、自称・イスラム国がクルド人自治区を攻撃、三つ巴の戦いになってきたよう。
記事によると、自称・イスラム国は、1日から2日に掛けて、モスルに近い、ダムや石油関連施設を攻撃、クルド人兵士16人を殺害、これに対し、ズマルにあるクルド人自治区の民兵組織ペシュメルガが応戦、激しい戦闘の後に撃退したとのこと。
この戦闘で、ペシュメルガ兵士14人が死亡、自称・イスラム国の兵士約100人も死亡、捕虜38人に達したとのこと。
ズマルはモスル北西にあるクルド人が多数を占める小さな地域で、中央政府の支配下にありましたが、自称・イスラム国のイラク攻撃の間隙を狙って、クルド人民兵組織ペシュメルガが奪取していた地域。
クルド人は、領土を持たない世界最大の民族とも言われ、独立を巡って、イラクやトルコなどから弾圧を受けて来ましたが、自称・イスラム国のおかげで、独立の機会が出てきたよう。
しかし、クルド人の独立はイラクの『解体』とトルコなど周辺国にも大きな影響を与えることになり、さらに話がややこしくなってきたことは確かでしょう。