ストックホルムで行われた日朝協議は、実質的な進展がないと見られていただけに、唐突な発表でした。
この後、行われた菅官房長官の記者会見で、北朝鮮が拉致被害者の調査委員会をつくり再調査する一方、日本もこれに応じて、国連とは別に、独自に課していた制裁措置をの一部を解除する方針であることを発表しました。
北朝鮮も同時に朝鮮中央通信のホームページで、行方不明のすべての日本人に対する包括的な調査を全面的に行うことにしたと発表。
さらに、特別調査委員会を設置し、調査・確認の過程を随時、日本側に報告するとも。
今回の調査対象は、拉致被害者だけではなく、戦前からの日本人の墓地、在留日本人、日本人配偶者も含まれる広範なもので、仮に調査が始まったとしても、かなりの時間を要するでしょう。
北朝鮮は、過去にも拉致被害者の再調査を約束しながら、反故にしたこともあり、今回も期待して良いのか、まだ不明。
砲撃戦で韓国とは関係悪化、核・ミサイルでアメリカとはずっと険悪、張成沢氏処刑で中国とも関係悪化したため、取り敢えず、話を聞いてくれそうな日本と交渉を始めたとも。
日本独自の経済制裁が解除されても、国連の経済制裁は継続され、中国との裏ルートも先細りで、北朝鮮にとっては焼け石に水のはず。
まあ、拉致被害者全面解決で、日朝平和条約締結って、ウルトラCも考えられますが、キム君にそこまでの度胸があるか疑問。余り期待しないで、先行きに注目ってところですかね。