しかし、あまりに低レベルなのでオヤジの余計なお世話で一般市民のための軍事学の基礎知識でも披露しておきましょうかね。
軍事学を体系的にまとめたのとしては、現在でも所謂、武経七書に敵うものはないでしょう。
武経七書とは、孫子・呉子・六韜・三略・李衛公問対・尉繚子・司馬法の七書です。義経も信玄も竹中半兵衛も黒田官兵衛も宮本武蔵も、武経七書を研究したのは言うまでもありません。
全部読むのは骨が折れるので、一般市民は孫子だけで良いんじゃないでしょうか。
- 新訂 孫子 (岩波文庫)/著者不明
- ¥648
- Amazon.co.jp
だからこそ、日本だけでなく西洋でも昔から為政者に愛読され、現在でも軍人から経営者まで幅広く愛読されているわけです。
しかし、孫子は思想論に重点を置いているので、もう少し、実戦的にと言うのであれば、旧日本軍の天才軍師と言われた石原莞爾将軍の戦争史大観が良いでしょう。
- 最終戦争論・戦争史大観/石原 莞爾
- ¥価格不明
- Amazon.co.jp
最終戦争論は、現代では予言の書とも言われていて、核兵器や航空兵力、弾道ミサイルまでの示唆があって、こんな天才を強制退役させた東條英機が如何にアホかが良くわかります。
海外では、マキャベリの君主論もブラック企業の社長を目指すなら、一読の価値があります。
- 君主論 (岩波文庫)/ニッコロ マキアヴェッリ
- ¥972
- Amazon.co.jp
しかし、こちらは軍事学と言うより組織論の傾向が強いですかね。
Wikiによると、コンピューターの父と言われるフォン・ノイマンも戦略理論で業績を残しているとしていますが、戦略攻撃については、山本五十六の方が先でしょう。
山本五十六が進めた『イー400』潜水艦、またの名を潜水空母は、後の戦略原潜のプロトタイプと言えるものでしたが、例によって実戦投入は遅すぎました。
軍事学は、必ずしも名将や名軍師でけでなく、例えば負け将軍のクラウゼヴィッツの戦争論の『戦闘とは自らの意思を敵に強要するもの』との一文はあまりに有名。
- 戦争論〈上〉 (中公文庫)/カール・フォン クラウゼヴィッツ
- ¥1,389
- Amazon.co.jp
戦略理論を実戦で応用したのは、東京大空襲を指揮したルメイ将軍。実質的に日本を敗戦状態にしたのはルメイ将軍の功績でしょう。戦後、日本を敗戦に導いた功労者として、日本政府はルメイ将軍に大勲章を与えましたが、昭和天皇は親授を拒否、すったもんだとなりました。
まあ、これくらい読んでから、政府が編み出した集団的自衛権なる珍奇なる方針について、考えてみたら如何でしょうか?
以上、オヤジの余計なお世話でありました。
