3.11がプレート境界が滑ったことにより発生したのは、既に知られていますが、なぜ大規模に滑ったのか?が不明でした。
そこで日本海洋研究開発機構JAMSTECが、日本海溝約6900mから、さらに約850mを掘削、プレート境界面の地層のサンプルの採取に成功です。
その結果、境界断層は約5mの粘土層であることが判明。筑波大学・氏家恒太郎准教授によると『わずか5m未満の厚さの遠洋性粘土層が、プレート境界断層運動の全てを担っている』と結論しました。
この地層は火山噴火で海底に堆積した火山灰が変質したもので『スメクタイト』と呼ばれるものとか。
聞きなれない物質ですが、保湿性が高く、化粧品・シャンプー・入浴剤などに、使われている一般的な物質だそうです。
実験したところ、水圧が掛かった状態では、摩擦抵抗が小さく、滑りやすい特性があるとのこと。
氏家准教授は『断層物質(スメクタイト)が流体のようにふるまって滑りやすくなったと実験でわかった』とも述べています。
日本海溝の境界断層には、スメクタイトが約8割含まれていて、プレート間の圧力によって潤滑油の働きをしたために、プレートが大きく動いたのが、巨大津波の原因になったようです。
近い将来、発生が予想される南海トラフでは、スメクタイトは約3割と、日本海溝より大幅に少ないのですが、過去には巨大地震・津波が度々発生していることが確認されています。
重要な発見ではありますが、南海トラフ地震発生のメカニズム解明には、まだ研究が必要なようです。
せっかく、良いニュースを流してくれましたが、『テロデモ』ですっかり無視されたようなので、メモしておきましょう。