2011年に経済格差の抗議で有名になった、オキュパイ・ウォールストリートから派生した『ローリングジュビリー』は、全米規模の借金帳消しプロジェクトなのだとか。
借金帳消しと言っても、あくまで正規のルートで行われているもの。
銀行などで発生した不良債権は、債権買取会社に『安値』で売り飛ばされますが、債権買取会社は『元値』で取り立てをするから、医療費などが借金の大本になっている低所得者層を苦しめています。
そこで、ローリングジュビリーのプロジェクトでは、主にインターネットで集まった小口寄付基金で、銀行の債権を買取を始めました。
記事によると、約13億8700万円の債権を、4100万円で買い取ったと云いますから、約97%引きで債権を買い取ったことに。
今後は、同プロジェクトは医療費に加えて、学生ローンの債務買い取りにも取り組む方針とか。
アメリカの場合、90日以内に支払いがない場合、銀行は債権を売り払うことが出来るとしているのを逆手に取った格好です。
銀行は、健全経営が厳しく義務付けられているから安値で債権を売り払っても不良債権として抱え込むより損失を少なくするメリットがあります。
さすが、資本主義の盟主アメリカならではの逆転の発想。
日本でも応用できそうですが、日本の場合、不良債権化されては、ただちに経営が危うくなる銀行が多いから、この手法は無理かな……