温暖化防止の切り札とも言われる、温室効果ガスの地下貯留で地震が多発することを米科学アカデミー紀要PNASに発表されました。
それによると、温室効果ガスの地下貯留による、M3~M4.4の地震を関連付けているとのこと。
米・エネルギー省の資金で行われた、テキサス州のコクデル油田にメタンとCO2を大量に圧入したところ、06年以降、M3以上の地震が相次いで引き起こされた可能性が指摘されました。
06~12年で、93回の地震が発生、そのうち3回はM3以上で、最大はM4.4の中震を観測。
それ以前の水を注入して石油を汲み上げる水攻法では、地震が観測されなかったことから、温室効果ガスの地下貯留が原因と推測されるとしています。
温室効果ガスの地下貯留には、安定した強固な岩盤が必要なことは以前から指摘されていたこと。
また、地下貯留された温室効果ガスが何らかの理由で、地表に噴き出る暴噴が発生すると、周辺の生物が大量死する懸念も。
過去には、1986年にカメルーン・ニオス湖で火山性のCO2が暴噴、1734人が死亡、牛7000頭が死亡する大惨事も。
温室効果ガスの地下貯留でも同様の事態が発生する恐れがあり、特に地震の巣ともいわれる、日本のような断層だらけの日本ではまず不可能と考えた方が良いでしょう。
温室効果ガスの地下貯留は、切り札と言うより大量死の時限爆弾と考えるべきです。