先日、サンフランシスコ空港に着陸失敗したアシアナ航空777型機、進入速度が大幅に遅かったことが判明。
通常、進入時253Kmに設定されているはずが、激突3秒前には190Kmまで低下していたとのこと。
中途半端な数字は、ノット単位だからでしょう。190kmというと約100ノット、パイロットなら体感的にわかりそうな気もするのですが。
このクラスの旅客機の速度指定は、通常はダイアル操作で速度を指定するだけ。設定速度はデジタル表示でパイロットの正面にあるから、設定ミスは通常はありえないはず。
しかし、対気速度を測定するピトー管に異常があると、かなりマズイことに。過去にはピトー管の故障や凍結で墜落事故が発生したことも度々。最新鋭機の弱点の一つとも言えます。
すでに操縦していたのが機種転換訓練中の副操縦士であることは報じられていましたが、さらに教官役の機長も『初めての先生』だったことも…… 要は正副パイロットが不慣れな操縦をしていたことに。
さらに死亡者の中国人女性の一人が、折角、サバイバルしたのに、駆けつけた緊急車両にひき逃げされた可能性も……
まだ確定はしていませんが、本当なら航空機事故史上に残る珍事になることは確か。
二重三重のフェイルセーフを装備し、パイロットは厳しい訓練を受けているはずの現代の旅客機ですが、事故が発生するときは、まさかまさかの大チョンボが重なっているものです。
今回は、救助チームまで大チョンボに参戦していたよう。
事故調査にあたっている米国家運輸安全委員会NTSBも、かなり頭が痛くなっているはず。