反跳爆弾とは、第二次大戦中にイギリスが、ダムや艦船の攻撃用に開発した特殊爆弾です。
精密誘導兵器がまだ開発中だった当時(近年、ドイツが誘導爆弾でイタリア戦艦を撃沈したことが明らかになった)、自由落下爆弾でダムを破壊するのは極めて困難でした。
そこでイギリスは、低空・高速で爆弾を落下させ、水面で爆弾を跳ねさせる、子供の水切り遊びと同じ原理で、爆撃機の前方を爆撃する方法を考案、ドイツのダムを破壊することに成功しました。
実際には、樽状の爆弾を機内で逆回転させてバックスピンをかけて、より遠くに正確に爆撃できるようにしています。
しかし、爆弾の性格上の爆撃機は高度18mの超低空飛行をする必要がありました。
現代のように自動で地形追随飛行させるシステムなんてなかった時代に、4発のランカスター大型爆撃機で超低空飛行をさせるのは至難の業。
チャスタイズ作戦では、19機が出撃したものの半数近くを失い、133人の乗員のうち56人が戦死することに。
ドイツ軍も2つのダムが破壊、1つが損傷し、1600人が溺死、ダムの修復に多大の資金・労力を費やすことになりました。
この作戦は後に『暁の出撃』として映画化されて広く知られることに。
今回の式典は作戦から70年を記念したもの。