A級プロ棋士に勝利したのは『GPS将棋』で、パソコン680台を連結して、1秒間に2億5千万以上の局面を計算すると言いますから、これまた凄まじいソフトです。
対したプロ棋士たちも、将棋ソフト攻略の勉強会を開き、将棋ソフトは対局序盤に隙があることまで見抜いていたのですが力及ばず……
オヤジがパソコン業界に入った頃は、将棋ソフトはまだルールどおりにコマを進める程度の能力しかなく、将棋ソフトより先行していたチェスソフトでさえ、『クマのダンス』と揶揄されていました。
『クマのダンス』ってのは、英語の表現みたいで、サーカスで踊るクマのダンスは、ダンスが面白いのではなく、クマが踊るから面白いって意味なのだとか。要は、まったくチェスでは、コンピューターは人間に歯が立たないと、今から30年以上前は思われていました。
しかし、1996年には、IBMの開発したディープ・ブルーが、当時のチェスの世界チャンピオンに勝利することに。
オヤジ的には、チェスよりはるかに手数が多い将棋は、まだコンピューターが勝利するには時間が掛かるかと思っていたのですが、想定外の進歩でありました。
まあ、コンピューターが勝ったと言っても、現在のノイマン型コンピューターは、プログラム次第ですから、その意味では、ソフト開発者の勝利と言うのが正しいですけどね。
いずれ、AI人工知能型のコンピューターが開発され、勝利するようになったときが人間の本当の敗北ということになりますね。