海自が保有する、世界最大の最新鋭、飛行艇US-2がインドへ輸出されることに。
まあ、大型飛行艇の開発・運用を続けているのは日本だけなので、自動的な世界一なのですが……
US-2はその前身のUS-1は対潜哨戒機として開発されましたが、潜水艦探知技術の進歩により、通常の固定翼機が対潜哨戒機として採用されることになりました。
しかし、3mを超える荒れる波高の海から離発着出来るのは本機のみで、滑走路からも離発着できる水陸両用性能から救難機としての運用が現在まで続いています。
その高性能さから、以前から民間機への転用・輸出の話が内外からありましたが、毎度の『武器輸出3原則』で全てボツ。
記事によると、インドは3年前から輸入を働きかけ、昨年の日印海軍共同演習で、US-2の性能を確認してから本格化したよう。
もともと哨戒機として開発されただけに、シーレーン防衛や海賊対策が重要な任務であるインドとしては、便利な機体であると判断したんでしょう。
もちろん、『武装』させることも可能なのは言うまでもないこと。もともと航空機ってのは、すべて軍用に転用可能なんですから、民間用と軍用を分けようって方がおかしい。
インドとしては日本から武器輸入により、中国を牽制する意味もあるとか。
それはともかく、US-2の前身のUS-1は消防飛行艇への改造実験も実際に行われ、テストも成功しています。
巨大地震の続く日本、道路網が寸断されれば消防車は役に立ちません。US-2の消防飛行艇化も是非進めていただきたいものであります。福島第一原発事故のときも、消防飛行艇があれば、自衛隊もあれほど苦労する必要はなかったでしょう。