しかし、直接の原因はアンカーボルトが抜けた可能性が高まっているとのこと。
アンカーボルトは吊り金具を天井のコンクリートに止めるためのボルトで、天井もコンクリートなので特殊な接着剤で固められています。これが経年劣化で抜け落ちた可能性が高いとか。
さっそく緊急の点検作業が始まりましたが、検査はやはり打音点検に頼るしかないよう。これはハンマーでボルトの周囲を叩いて音を聞き分ける検査。
下の図には甲高い音だと異常なしで、低く鈍い音だと異常ありって簡単に書いてますが、これはなかなか熟練がいります。
昔、JRで打音検査を見せてもらいましたが、シロウトにはさっぱりわかりませんね。しかし、これが超音波検査なんかより、熟練者であれば、ずっと確実なんだそうです。
だったら、さっさと検査をしろよと言いたいところですが、1000本の金具の検査に5、6人の作業員で数日かかるとのこと。
また吊り金具が、コンクリートで埋められているタイプは、さらに検査が難しくなるとか。
事故を起こしたのと同型のトンネルは判明しただけで49ヶ所もあり、さらに公共事業費の削減で、必要な人材が手配できないとも……
こんなところにも『コンクリートから人へ』の政策失敗の影響が出ているようです。
笹子トンネルは、上りは復旧の見通しが立たず、下りは再開に6~7日間で、物流への影響の可能性出て来そう。
『コンクリートも大事』だってことが良くわかりました。