新製品を潰した大手家電の愚行。 | パイプと煙と愚痴と

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単なるオヤジの愚痴です。


かつての日本の家電には多数の失敗作があったって記事。

いくつかは、オヤジにも覚えがありますねぇ。また、全部が失敗作だったわけではなく、ウォークマンのような大ヒット作もありました。

しかし、これらの大メーカーによる失敗作が80年代、バブルに入る前から激減、やがて絶滅することになります。

ここらへんが家電を筆頭に日本メーカーが凋落する原因だったんじゃないですかね。

80年代あたりから、大手家電は全て横並び、似たり寄ったりのものを作るばかり。多分、VHSベータの規格争いが大手家電の『最終戦争』だったような気がします。

それ以後は、記事にあるような実験的な製品は全て中小企業やベンチャー企業が担うことになりますが、これらもほとんど失敗でした。

なぜなら、もしベンチャー企業の製品が売れそうだと見ると、早速、大手企業が参入して、ベンチャー潰しに掛かったからです。

もっとも、ベンチャー企業がなんとか利益を出せるような商品では、大手企業では採算が合うわけがなく、すぐに撤退となり、結果的に『新製品』となってしまいます。

昔、ある大手技術者が『どこかが売れそうな製品を作ったら、うちはすぐに少し安い価格で同じ製品を作る。だからうちはマネシタ電気だって自嘲気味に話していましたが、それも一時期のこと。

パソコンを筆頭にスマホからタブレットまでは、『真似することができない』心臓部のOS全て外国製となってしまいました。

昨今、液晶テレビメーカーの苦戦が続いていますが、これも、オヤジが知り合いの大手技術者に『これからはWebテレビの時代じゃないの?』って訊いたら、『それは言っちゃオシマイよ!』って笑ってました。

開発の現場は、テレビの将来について正確な予測はあるんだけど、そんな『新製品』の開発を上層部が許してくれないと言うことらしい。

今の大手家電の経営陣ってのは、所謂、団塊の世代大量生産で安く作れば、必ず売れると信じきっている『単細胞』ばかり。

だからと言って、中国にでも全面的に進出して『超低価格』に挑戦する勇気もなかったよう。

日本のメーカーが再び、昔日の勢いを取り戻すのは、かなりの時間が掛かりそう。あるいは、単なる部品メーカーとして、生き残るのかも知れません。