1号機については、停電時でも使用可能な非常用冷却装置が付いていたのに、使用しなかった件については……
政府・事故調の『運転員の認識・習熟不足により、弁が閉じて機能しない状態を気づかなった』と指摘しているのに対して、東電は……
東電は『電源が失われ、弁の状態の認識・対応は困難』と弁解しています。
しかし、弁の状態はコントロールルームでわからなければ、原子炉内に見に行けば済むだけのことで、これは明らかな東電のミスでしょう。
また3号機の冷却中断についても事故調は『バッテリー枯渇リスクを過小評価し注水に失敗』と結論していることに対しては……
東電は『注水設備に損傷が懸念され、早急に停止の必要』があったと、またしても苦しい言い訳。
注水設備が壊れても、原子炉が壊れるよりはマシでしょう。事故想定・ダメージコントロールについて、まったく想定・訓練が行われて来なかったことが良くわかります。
東電の作業員撤退についても、東電は『避難決定が出た場合でも、緊急対策メンバーは除外』とあるとして、全面撤退を言ったことはないとしています。
これについては、どうやら犯人は他ならぬ東電社長だったよう。
現場知らずの上に伝言ゲームでミスをして『舌足らずな点や言葉の行き違いで認識の差になった可能性は否めない』と認めているとのこと。
ただでさえ、出来の悪いバカ菅が、これを聞いて、ぶっちぎれたのもわからないではないですね。
こうして見ると、福島第一原発事故は、設計想定を遥かに超える、地震・津波にも十分に耐えたが、その後の応急復旧措置、所謂、ダメージコントロールの失敗と言うよりも、そもそもダメージコントロールの概念事態が東電になかったことが良くわかります。
福島第一原発事故は、完全な人災であって、原子炉の設計ミスでも、自然災害によるものでもありません。