これにより、太平洋に6隻の空母が配備されることになります。理由はもちろん、海軍力増強を続ける中国への牽制であります。
ASEAN諸国と中国のスプラトリー(南沙)諸島領有権を巡る緊張は高まる一方。すでにスカーボロ環礁で、フィリピン、中国の巡視船級が2ヶ月に渡ってにらみ合いを続けている状況。
アメリカは今のところ、表向き中立の立場を崩していませんが、フィリピンに対して軍事協力を約束しています。
この件については、日本もフィリピンに対して、艦艇の供与、海自艦隊を派遣して軍事協力を緊密化させています。
着々と中国包囲網を構築しているアメリカではありますが、南西諸島から南シナ海までを『絶対防衛圏』にするのは簡単ではありません。
空母は艦齢の40%をドッグ入りする必要があると言われていますから、空母6隻を配備しても、即応できるのは3~4隻。これに対して、中国は今後10年以内に複数の空母を保有すると言われています。
さらに、正体不明の中国の『弾道対艦ミサイル』の脅威も。
また、スプラトリー諸島周辺は、水深が浅いので、大型艦艇や原潜の行動がしにくい所。
浅海域で行動できる新型の戦闘艦の配備も決まっていますが、中国も当然、対抗措置に出るでしょう。
スプラトリー諸島以外にも、台湾も火種の一つ。いずれかで艦隊決戦となれば、中国は背後を守るため、艦隊を我が国の南西諸島に差し向けることは確かですから、日本への影響も大きな問題です。