今年の日本の厳寒の原因について、海洋開発機構(JAMSTEC)が興味ある研究結果を発表しました。
バレンツ海の海氷減少がもたらす北極温暖化と大陸寒冷化
温暖化と言われながら、寒冷化しているのは氷河期が迫っているとか、早とちりな人は是非、上記の論文をよく読んでみると良い。
詳しくは論文の通りだが、バレンツ海の海氷が温暖化により減少したことにより、遠く離れた日本が思わぬ影響を受けることになったのだそうだ。
これからは、エルニーニョ/ラニーニャ現象と北極振動の影響だけでは、日本の冬の気象を説明できなくなることも論文では指摘しています。
地球温暖化と言うと、地球全体が暖かくなるように思っている人がいますが、実際には温暖化の初期状態では、気象変動が激しくなり、部分的に寒冷化することもあるのは、『想定済み』のことで、上の研究もそれを補強したものと言えるでしょう。
何度も書いてますが、最悪の場合、北極海の海氷溶融により海洋大循環が阻害され、ヨーロッパと北米の一部が小氷期に入る可能性もあります。
温暖化と言うより、気象変動の激化と言い改めた方が良いかも知れませんね。