本ブログで度々指摘している、1498年の明応地震が、遅まきながら『津波浸水想定検討部会』の検証対象になったそうだ。
津波が鎌倉大仏まで至った「明応地震」検証へ
明応地震は、資料が乏しいこともあって、あまり一般に知られていないが、津波により鎌倉大仏の大仏殿が津波により全壊・流失したのは、ほぼ間違いないらしい。
また、つい最近は、このときの津波により鶴が丘八幡宮まで、浸水したとする指摘も出て来たようだ。
当時は、現在よりも海岸線が近かったと思われるが、5~10m級の津波の襲来があったことは確かだろう。
鎌倉の海岸線には一応、防波堤が設置されているが、台風の高波に備えたもので、それも大型台風の直撃を受けた場合には十分でない。
大分以前に、防波堤の嵩上げをする計画もあったのだが、景観を損なうとの金儲け主義の観光業者らの圧力により、防波堤強化案は頓挫させられている。
鎌倉、湘南あたりの真夏の海水浴客で賑わう浜辺で、大津波が発生したら、死傷者は3.11をはるかに上回ることは言うまでもない。
早急な見直しが必要であるが、今から検討では、対策が講じられるまで10年単位の時間が必要だろう。
それまで、地震が待ってくれる保証は何もない。