極超音速旅客機のアイデアは、ここ数十年、出ては消えての連続であります。
今度はスクラムエンジンのようなハイテクではなく、通常型のジェットエンジンと液酸液水ロケットエンジンを組み合わせたのハイブリッド型が、まあ珍しいと言えば珍しいんですが、初めてのアイデアではありません。
このタイプの欠点は、ロケットエンジンをスタートするまで、ジェットエンジンで十分な高度まで上昇する必要があります。その間、ロケットエンジンと液体酸素・水素燃料は単なる『お荷物』となって、効率が非常に悪いのです。
かつても同様のアイデアでは、親子型でロケットエンジンがスタートできる高度で、親機から分離して子機だけが飛んでいくって方法が検討されました。
実際、SR-71では無人機の子機を空中で分離、発射することに成功していますが、子機が分離するときに衝撃波で親機が壊れて、殉職者が出ています。
ジェットエンジンとロケットエンジン両方ある機体も、昔、存在していました。NF-104なんかが有名ですが、世界初の音の壁を破ったイエーガー将軍は、ロケットエンジンを停止してたからジェットエンジンの再起動が出来ず、危うく死にかけたました。
まあ、この記事でロケット旅客機も同様の問題が発生することは間違いないでしょう。それ以前に開発費が調達できずに幻のロケット旅客機の一つになることは、まず間違いないかと……