国賊・仙石に馬淵大臣の問責決議案が可決されて、いよいよ窮地に追い込まれた菅内閣に、例によって『背水の陣』の見出しが出ております。
前にも書いたかと思うけど、こんな時の『背水の陣』は用語の誤りです。
兵法では、前に川、後ろに山がある場所に布陣するのが基本。川は防御線になり、ここを破られても山に篭って籠城戦にも持ち込めるからです。
逆に川を背にするのは、敵に押し込まれれば川に落ちるしかないので、兵法知らずの『必敗の陣形』となります。
ただ、それを逆手に取って、危機意識を高めて逆襲に成功した故事から『背水の陣』と言われるようになったのですが、実際に成功した例は少なくないみたい。
確か、あの織田信長も美濃攻めの際に『背水の陣』を敷いたら、総崩れになって川に落とされ、這這の体で逃げ帰ったってこともあったみたい。
まして、空気のような菅総理にカリスマどころか求心力があるわけもなく、閣僚の失言が続くのは危機感がない証拠。
『背水の陣』で総崩れになるのは間違いないでしょう。
兵法から言えば六韜三略も教えているように、窮地のときは四衝陣(前後左右に兵を配置する防御陣形)で守りを固めて、敵の攻撃を凌ぎ切るのが上策でしょう。
『小沢斬り』だとか『秘策』に頼るようでは、民主・与党の行く末は見えてきましたねぇ。
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