まずNDM-1ってのは、酵素を作る遺伝子であって細菌ではありません。
細菌がNDM-1を取り込むと、抗生物質を分解する能力を獲得します。
従って、抗生物質は効かなくなってしまいます。
さらに面倒なのは、下図のとおりです。
院内感染で問題になったアシネトバクターは、人の体内には存在せず、病気・手術で抵抗力が落ちたときだけ、悪さをします。
それに対して、NDM-1を獲得した大腸菌は、もともと全ての人間の体内に住み着いてる細菌です。
従って、夏の海での海水浴なんてのは、大腸菌浴と言っても良いくらいのものです。
ひょっとしたら、すでにNDM-1を獲得した大腸菌に感染している人は多いのかも知れませんね。
取り敢えず、今の所、打つ手なしってことだけは確かです。