どうせ、チベット弾圧から始まった、世界的非難をかわす狙いだと思うが、中国政府が、ダライ・ラマ側と話し合いを始めるのは良いことだ。
もっとも、写真のとおり中国政府とチベット亡命政府との非公式会合だから、先は長い。
それでもやらないよりは良いだろう。
ネット右翼あたりは、『チベット独立』とか騒いでいるが、中国、インドに挟まれたチベットは、あまりに位置が悪すぎる。
中国もインドも核兵器を保有する軍事大国だ。
その狭間で、軍事力も経済力もなきに等しい『チベット』が独立国家として生きていくことは不可能だ。
それはダライ・ラマも承知しているから、できる限り自治権を獲得して『中国の一部』として『チベットの文化』を守ろうと考えたのだろう。
中国にしても、これ以上、チベットを刺激して、『独立戦争』に発展して一番困るのは人民解放軍だ。
山岳地帯で、相手がゲリラとなれば、物量戦は使えない。かつて、アフガニスタンに侵攻したものの、ゲリラ戦で追い出された旧ソ連と同じ目にあうことは、わかりきっている。
チベット、中国双方とも一刻も早く、交渉のテーブルにつくことが最善だ。
