フランケンシュタイン | パイプと煙と愚痴と

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単なるオヤジの愚痴です。

SF・ホラーの元祖小説であり、その後、幾たびも映画化されたから、『フランケンシュタイン』の名前を知らない人はいないだろう。

しかし、『フランケンシュタイン』は、『怪物』の創造者である科学者の名前(これまたマッドサイエンティストの元祖だ)で、『怪物』には最後まで名前が付けられていない。

従って、怪物の方は『フランケンシュタインの怪物』と呼ぶのが正しい。


この『フランケンシュタインの怪物』は、残虐・非道だけでなく、なかなか雄弁・多弁である。

『フランケンシュタイン』の愛した家族・友人たちを、次々に殺した『怪物』は、今度は復讐に燃える『フランケンシュタイン』に追われる。

結果的に、北極の果てまで『フランケンシュタイン』『怪物』を追い詰めるが、そこで体力が尽き氷原に倒れているところを、たまたま通りかかった探検船に救助されるが、そこで死ぬことになる。

そのとき『怪物』が現れ、『フランケンシュタイン』に対して恨み辛みを雄弁に語ってから、最後にこう言う。

『復讐の最後の犠牲者は自分自身である』

そして、『怪物』は北極海の氷原の彼方に、いずこともなく消えていく……

オヤジが読んだのは、ガキの頃で、多分、要約版だと思うから、どこまで正確に訳されていたのかは知らないが、最後の言葉は響く。

『怪物』『フランケンシュタイン』の妻を殺したのは、『人間に結婚が許されていて、俺に許されていないからだ』とも言う。

『怪物』とは、果たして『醜悪な怪物』なのか、それとも『人間』なのか?

100年前の作者の鋭く皮肉な指摘は、現代でも通用しますね。

『フランケンシュタイン』は現在でも、日本語版が入手できるそうです。
また、『青空文庫』でも入力作業が行われているようです。
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