『聖火リレー』が始まる前から、大量のチベット人が逮捕・拘束されている。
インドはチベット亡命政府が置かれている場所だけに、インド当局も厳戒体制になるのも致し方ないだろう。
しかし、それ以上に危険なのは、今回の中国によるチベット暴動・弾圧により、『チベット独立派』が台頭してきたことだ。
ダライ・ラマの『高度な自治』路線は、限界にきているように思う。
中国が今後も、強硬路線を取り続けるなら、『チベット独立戦争』に発展することは必至だろう。
当然のごとく、武力では『チベット独立派』は正面切って中国人民解放軍と戦闘はできないから、これまた陰湿なテロと弾圧の応酬合戦になる。
チベット問題は、日本にとっても対岸の火事ではない。
中国、インドとも友好関係がある日本にとっても、今後の外交の舵取りは難しくなるだろう。
『チベット独立派』がテロ・ゲリラ戦を始めれば、中国は限りない消耗戦を強いられることになる。
かつて、アフガンに侵攻した旧ソ連は、アフガンでのゲリラ戦により、多数の死傷者と巨額の戦費を費やし、ソ連崩壊の切っ掛けになった。
これから行われるインドでの『聖火リレー』の成り行きは要注目である。