それは残念と言いたいが、正直、『銀河』には余り良い思い出はない。
20年以上前、大阪の企業向けのソフト開発をしていた頃、納期は明日、朝一なのに前の日の夜まで開発に追われ、何度、寝台急行『銀河』に飛び乗ったことか。
ネットなんて便利な代物がある時代でなかったから、出来上がってROMに焼かれたソフトウェアの輸送は、最後はハンドキャリーしかなかったわけだ。
ぎりぎりまで開発を続けていたから、弁当、飲み物を用意する暇などない。
ROMをポケットに押し込み『銀河』に乗ったは良いが、車内には移動販売も食堂もない。
今は知らないが、途中何度も駅で停車するが、どこも真っ暗、自販機さえない。
大阪へついたら、そのまま客先の工場へタクシーで直行だ。
結局、まともな飯にありつけたのは、帰りの新幹線だった、なんてことが何度あったことか……
まっ、今となれば、それも『苦い思い出』になっちゃいました。
そのうち、今度はゆっくり観光旅行のときにでも、もう一度、乗ってみたかったと思っていただけに、これまた残念至極です。