形状的には、従来の90式戦車と大きな差がない。
最大の特徴は、90式戦車の重量50tから約1割軽量化した44tであることだろう。
また、本体の一部を取り外すことが可能になったので、トレーラーによる迅速な戦車の移動が可能になったとのことだ。
戦車の移動力を重視したのは、従来の野戦の想定から、市街戦も考慮したからだろう。
特に近年は歩兵用の対戦車兵器も性能が向上して、不意打ちを食らえば戦車でも戦闘不能、装甲車なら簡単に撃破される状況であることは、イラク戦争でも世界最強と言われるM1戦車が火を吹いている映像を見られた方も多いだろう。
新型戦車が、野戦よりも市街戦を重視しているのも、昨今の我が国への工作員、テロリストによる攻撃を想定すれば自然なことだ。
武装に関しては、90式戦車と変わらない120mm級の戦車砲であるようだ。
問題は軽量化した車体で、戦車砲の反動に耐えられるかだが、その秘密は、キャタピラーの部分にある。
案の定、キャタピラー部分は隠している。
恐らく、74式以来のアクティブサスをさらに進化させて、戦車砲の反動と命中精度を向上させるつもりなのだろう。
ここら辺は、実戦配備予定の再来年での実弾射撃の映像が公開されるまでは何とも言えない。