CO2地下貯留は切り札にならない。 | パイプと煙と愚痴と

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CO2による地球温暖化の切り札として、CO2地下貯留をあげる脳天気な人が多いが、怖いのはCO2だけではない。

そもそも、CO2の地下貯留自体からして、まだ技術的、コスト的に完成しているとは、とても言えない。

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CO2の分離技術、地下貯留には大変なコストが必要だ。

そもそも火力発電所のような大規模な施設ならCO2分離装置を設置できるだろうが、飛行機や自動車までは不可能だ。

CO2排出権で、コスト問題をクリアしたとしても、それだけでは無理だ。

なぜなら、もう一つの温暖化の爆弾である、メタンハイドレートの問題があるからだ。
メタンハイドレートは、主に海底(永久凍土にも存在する)深くの低温、高圧化で固体化したメタンガスのことだ。

将来のエネルギー源として注目される一方、空気中で気化するとCO2の20倍もの温室効果がある。

2億5千万年前に発生した大量絶滅の犯人がメタンハイドレートの溶解(おそらく火山活動によるものと言われている)であることは、ほぼ確かなことらしい。

しかも、メタンハイドレートの溶解が始まるのは、わずか海水温が数度あがるだけだ。一度、溶解が始まれば、もはや手の打ちようは人類にはない。

それまでに、CO2を地下貯留で封じこめるのは、コスト的問題をクリアしても、時間的には不可能だ。

人類に残された時間は、数十年単位といったところだろう。
(オヤジはもういないからかまわないが、次の世代の人類は地獄を見ることになる)