中華航空の機長が、独立国、台湾(オヤジは台湾派なのだ)で英雄扱いだそうだ。
この大胆さ、民間出身ではないなと思ったが、やっぱり台湾空軍出身のパイロットでした。
そこで思い出したのが映画化もされた小説「ライト・スタッフ」だ。タイトルは、『正しい資質』と言う意味だそうだ。
パイロットにとって、正しい資質とはサバイバルすること。つまり、墜落しないこと、墜落しても生き残ることなんだそうだ。
その意味では、中華航空の機長は確かに「ライト・スタッフ」の持ち主であったのだろう。
ちなみに「ライト・スタッフ」に出てくるイェガー将軍(正確には退役准将)は、ほとんど伝説的な名パイロットだった。
X-1で世界初の音速の壁を破ったのが有名だが、その他にも、ベトナム戦争中では、B-52操縦中に北ベトナムの対空ミサイルで、翼を5メートルだか吹き飛ばされても、無事帰還したなどという、伝説的『記録』も持っている。
いくらハイテクになっても、飛行機は最後はパイロットの腕なんですね。
(どちらかと言うと、中華航空のパイロットの場合は飛び降り方って気もしますが)
話は逸れますが、「ライト・スタッフ」原作は一読の価値があると思いますよ。
アメリカの技術開発の凄まじさがよくわかります。
- トム・ウルフ, 中野圭二, 加藤弘和
- ザ・ライト・スタッフ―七人の宇宙飛行士 (中公文庫)
残念ながら古書しか手に入らないみたいですが、映画版はDVDになってるようです。
- ワーナー・ホーム・ビデオ
- ライトスタッフ
おまけで、映画でイェーガー退役将軍(当時は米空軍航空宇宙研究パイロット学校の校長先生)が、死にかけたのが、NF-104Aです。
写真の向きが逆じゃありません。F-104にロケットエンジンを搭載した改造機です。
さすがに、現物は映画「ライト・スタッフ」撮影時には残っていなかったので、ノーマルF-104でごまかしてます。
しかし、こんな実験機に普通、校長先生が乗りますかね。
高度4万メートル以上の世界記録を目指しましたが、映画のとおり、反動制御装置が動作せず(正確には動作するには高度が足りなかったことが後でわかった)、イェーガー将軍の腕をもってしても姿勢は元に戻らず、脱出したものの大けがを負うことになりました。
これまた、生きて帰ってきたとは、「ライト・スタッフ」の証明ですね。


