嘗ての名選手が、エキシビジョンだろうと、再登場すれば、ファンとしてはうれしいものである。
別に名選手だけでなく、自動車や機関車だってそうなのだから、航空機ファンだって同じだ。
実に久々に、冷戦時代のソ連のムルマンスクの怪物、『ベア』の仇名で知られるTu-95が活躍してくれたようだ。
写真のツポレフTu-95が、演習中のアメリカ海軍に『異常接近』してくれたのだ。
これは、冷戦終了後、初の快挙である。
もっとも、ロシア側は、米海軍迎撃機のパイロットと『笑顔で挨拶』(それ位、米ロ機が接近したと言うこと)したと発表したが、アメリカ側は接近は認めたが、迎撃機を飛ばす程ではなかったと否定している。
真相は民間人にはわからないが、ロシア空軍に米海軍監視のためにウラジオストックからグアム沖まで『ベア』を飛ばす余裕が出来たことは確かだろう。
なんだ時代遅れのプロペラ機じゃないかと思った読者さんは、甘いですよ。
確かに開発から半世紀経った『年代物』ではありますが、その間、改良は延々と続けられ、推定最大航続距離17,500Kmは現在でも世界最長と言われています。
もちろん、本業の『爆撃機』としての能力も第一級の性能を持つだけでなく、最新鋭の各種核爆弾、巡航ミサイルの装備が可能で、発展型には哨戒、偵察、警戒管制機などと多種に渡った(型名では95/114/126/142となる)、マルチロール爆撃機でもあります。
さて、昔の名前で出てきたTu-95『ベア』は、いつまで『笑顔で挨拶』してくれるのでしょうか?
