ショートショートの書き方、その2 | パイプと煙と愚痴と

パイプと煙と愚痴と

単なるオヤジの愚痴です。

ちょっとはショートショート創作に興味のある人がついたので、恥ずかしながらその1の続きを書くことにします。

前回で、『起』、『承』、『転』、『結』の骨組みはできましたが、ショートショートの難しいところは、これからです。

ちょっとお断りしますけど、ショートショートには、一枚以下(1行もある)とか、奇をてらった(挿絵、記号を含めたようなもの)ものもあります。
ここで、書いているショートショートの作法は、所謂、アイデア、オチ勝負のショートショートではありません。

一通り、小説の体裁を整えたショートショートです。

さて、『起』、『承』、『転』、『結』の骨組みができたら、各部分ごとに、書きたいことを好き勝手に、『起』、『承』、『転』、『結』に分類して書き込んでいきます。

ただ、全体のバランスは考えましょう。例えば『承』が数行で、『転』が10枚にも及ぶなら、その1で作った『起』、『承』、『転』、『結』に問題ありと言うことでしょう。あるいは、『起』、『承』、『転』、『結』がそれぞれ10枚以上になるなら、ショートショート向けのアイデアではなかったと言うことでしょう。(短編以上の題材にはなりますから、無駄ではありません)
その場合は、また、その1に戻って、アイデアの骨子の練り直しですね。

『起』、『承』、『転』、『結』、各数枚にまで、アイデアを書き込めたら、その1と同じ要領で推敲しましょう。
思いつくままに書き込んだはずですから、会話文とか独白とか、あるいは一人称か三人称、主人公、視点が、この段階では滅茶苦茶なのは、全然問題ありません。

推敲としては、各文単位での誤字脱字に、文章の意味の通らないところの修正くらいで良いでしょう。
『起』、『承』、『転』、『結』全部修正が終わったら、最初から最後まで、何回も読み直してください。

自然に何らかの『物語』が見えてくるはずです。
もし、何ら『物語』が見えなければ、残念ながら、ショートショートには向かなかった題材かもしれません。
その場合は、またその1に戻って、最初からやり直しです。
ショートショートが、中長編より、はるかに手間と時間が掛かる理由が、おわかりになるでしょう。

少なくとも、自分で読んでみて、『いけそうだ!』って思っても、まだ喜ぶのは早いですよ。
これから、ショートショートの最難関が待ち受けています。

引き続き書きたいところですが、世知辛い世の中で、そろそろオヤジも本業に行かなくてはいけません。
(だから、星先生に世話になった原稿で飯食ってるショートショート出身の作家が書けば良いんです!)

それはともかく、近いうちに、その3を書きますので、ご容赦ください。